株式会社新潟クボタ社長ブログ

平成25年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

平成25年の本年は、平成20年に経営統合により、新潟県全域をカバーする現在の新潟クボタになって、第2次の中期3か年計画の初年度となります。この第2次中期3か年計画の期間には、実はわが社にとって記念すべきことがあります。昭和39年2月に、わが社の前身である「下越クボタ農機販売(?)」が設立されて以来、来年の平成26年に「創立50周年」を迎えることとなるのであります。

 「会社の寿命30年」といわれる中で、こうして業容を拡大しながら創立50周年を迎えようとしていることは、まさに多くのお客様のご愛顧と多くの取引先の皆様のご協力の賜物であり、私にとりましても感慨深いものがあります。この3年間を通じて、「ありがとう50年! これからもよろしく!!」キャンペーンを展開し、お客様に感謝の気持ちを表したいと思っています。

 「わが社は、日本農業を発展させる使命のもと、お客様と社員の幸せを願い、農需を含め農機業界、全国トップの会社づくりに、日々挑戦する」。

これがわが社の経営理念であります。経営理念は一般的には、目標や使命、譲ることのできない価値観や企業姿勢を表現するといわれています。わが社にとっても、日本農業の発展、お客様と社員の幸せ、この辺りが目標・使命に当たり、二番手ではだめなんだ、あくまでもトップを目指すのである、という意味で、全国トップの会社づくり、日々挑戦、の部分が、譲ることのできない価値観を表現しています。

この企業理念のもとに、地域に根ざし、地域とともに発展すべく、全社員一丸となってがんばっていきたいと思います。

本年は、ソリューション提案としては、

1.「異常気象に負けない稲作づくり」をテーマにした、深耕15センチや秋耕耘などを年間を通して提案する。

2.鉄コーティング直播は、低コスト農法の決め手として、実証段階から普及段階に入ったとの認識のもと、大幅に栽培面積を拡大する。 

3.大豆300Aや枝豆機械化体系を中心に複合経営の推進のため畑作の機械化体系に取り組むなどに力を入れていきたいと思います。

また、経営の原点に立ち返り、顧客満足経営に特に力を入れていきたいと思います。昨年、あるお客様から貴重なご意見を頂きました。感謝いたしますとともに、ご指摘を経営トップとして重く受け止めております。ものの考え方、会社のシステムのあり方、設備等の改善、対応やマナーの向上、技術力の一層の向上など、全力で改善していく所存であります。どうか、今後ともご指導をお願い申し上げます。

年初のスタートイベントは、1月19日(土)、20日(日)に、上越SC、中越SC、新潟中央SC、黒川SCの各サービスセンターで実施する「2013年 新春きらめき試乗会」であります。先に申しあげましたソリューション提案に加え、今年の新製品、春の資材や機材、そしてお客様に大きなメリットを加味した「創立50周年スペシャル機」などを多く用意しております。足元の悪い中での開催も予想されますが、どうかお誘いあわせの上、多くの皆様にご来場いただきますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。 

本年も、大雪の中での年明けとなりましたが、農作業の安全と今年が皆様にとりまして実りの多い年になりますことを心よりお祈りし、新年のご挨拶といたします。本年もよろしくお願い申し上げます。

平成24年御礼

本年も格別のご愛顧、ご指導を賜り、誠にありがたく、厚く御礼申し上げます。一年を振り返ると、改めて思い出されるのは、異常気象であります。
昨年末から年初にかけての豪雪。タイの大洪水のあおりを受けて除雪機が品薄の中だっただけに、私たちも気象予報を見ながらやきもきしたものです。そして、四月頭の台風。特に育苗ハウスが大きな被害を受け、新潟県内だけで四千棟を超える倒壊がありました。このため春作業が大きく遅れ、今年の稲作の行方に不安が高まりました。

ところが一転、夏場にかけて、猛暑が続いたのです。稲刈りシーズンの9月に入ってから連日最高気温が更新されるなどの状況で、作況指数は104と豊作だったものの、恐れていた高温障害が一部に発生し、一昨年ほどではなかったものの、新潟県内の一等米比率の低下が見られ、新たに反省事項となりました。
私どもも農業機械を通じて農業に携わる者の使命として、「異常気象に負けない土づくり=深耕15センチ確保」を訴えてきました。この2年間の取り組みの結果、「プラウなどをかけて作土の確保に取り組まれた方は、確実に効果が出ている」ことを実感しています。新潟県はじめ行政当局とも緊密に連絡を取りながら、さらに深耕15センチを呼びかけていきたいと思います。
もう一つ、私にとりまして大きな出来事は、念願の新潟米の輸出に着手することができたことです。親会社のクボタが香港に設立した「久保田米業」に、新潟クボタの子会社である新潟農商を通じて、お米を新潟東港から輸出しました。

香港の街並みと、衛生管理に気をつけて建設された久保田米業の精米施設です。
原発事故に伴う世界中からの風評被害の中、決断されたクボタ様の経営トップ、また許可していただいた香港当局、そして何よりも、新潟米の輸出の可能性を信じて協力していただいた農家の皆様、親身になってご指導いただいた行政関係機関の皆様、すべての皆様に本当に感謝しております。まだまだ小さな一歩を踏み出したばかりでありますが、「小さく生んで、大きく育てる」の精神で、前進させていきたいと思っております。皆様のご支援を改めてお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年のご愛顧、ご協力に感謝申し上げますとともに、強い寒波が来ていますが、ご自愛されて、よいお年を迎えられますことをご祈念申し上げ、平成24年の御礼とさせていただきます。本当にありがとうございました。

クボタ全米ディーラーミーティング

この10月末から11月初めにかけ、クボタ全米ディーラーミーティングに参加してきました。KTC(クボタトラクタコーポレーション)設立40周年記念大会に、日本のディーラーを代表して、私たちクボタ農機連合会理事会のメンバーが招待されたものです。場所は、アメリカ・テキサス州ダラス。ダラスは、アメリカを代表する物流・商業都市ですが、私たちにとっては、ケネディ大統領が暗殺された町のほうが有名だと思います。実は、テキサス州は新潟にとって縁の濃い場所で、ダラスの隣町フォートワースは、長岡市の姉妹都市。そして、南のメキシコ湾に面した町ガルベストンは、新潟市の姉妹都市なのです。
 今回は記念大会なので、参加者は総勢3,200名の規模に上るとのこと。そのため、第1ウエーブと第2ウエーブに分かれて開催され、私たちは第2ウエーブに参加してきました。10月29日(月、現地時間。以下、現地時間で記します)の早朝朝7時半から、会場のヒルトン・アナトール・ホテルの巨大な会議場で、ゼネラルセッションは始まりました。

巨大なスクリーンに今回のスローガンが映し出されてスタートです。

ちょっと見にくいですが、朝食前の会議で、私たち日本の関係者のテーブルの様子です。

クボタ本社の益本社長はじめ、KTC北尾社長や幹部の皆さんのあいさつに続いて、約2時間あまり新製品の紹介などが、華やかに繰り広げられ、会場は大いに盛り上がります。そのあとようやく10時ごろになって、大きなモーニングステーキで朝食です。アメリカだと思いました。
続いて、会場をクボタのダラス物流センターに移し、フィールド・デモに入ります。これには私たちもとても勉強になりました。

場所も広いので、可能なのですが、大変な数の製品を並べて一つ一つ動かして、他社と比較したり、とても迫力あるデモンストレーションを展開するのです。

総勢1,600名が4班に分かれてこんな感じでこのデモを見学するのです。

この方も、KTCの社員の方だそうですが、社員の方が訓練してこのように説明していくのです。

なにか映画のシーンみたいで、少しかっこいいですね。こうして約半日、デモが実施され、最後はディーラーのオーナーの皆さんが実際に試乗されたりしていました。
 私たちの展示会は、機械を並べるのが主体ですが、こうした動きのあるデモをもっと取り入れていきたいと思っています。
 翌日が、展示会兼予約商談会です。年間のかなりの部分が、ここで予約されるとのことで、各担当のセールススタッフの皆さん、そして予約を出すディーラーのオーナーの皆さんそれぞれとても真剣です。

とにかくアメリカの会場は皆とてつもなく大きいのです。ホテルの中ですよ。
新潟経済同友会で、「世界に負けない国際見本市会場を建設せよ」という運動をしていますが、改めて必要性を感じた次第です。

商談の雰囲気です。本当に熱心に話し込んでいるようでした。

KTC設立当初に販売していたモデルとのことです。40年というと、本当に長い歴史です。私がこの業界に戻ってきて約30年ですから、その歴史の重みもわかろうかと思います。
私が今でも感服するのは、クボタの当時のトップの方が最初から、OEMとかではなく、自社ブランドで、自社の組織でアメリカ市場を切り開いていったことです。大変な苦労をされたことだろうと推察されますが、その強い意志があって今の全米市場における輝かしい地位があるのだろうと思います。
 次は、飛行機に乗って、ジョージア州アトランタです。結構大変な行程でした。実は、日本でも大騒ぎになっていたと思いますが、私たちがアメリカにいたのは、モンスターハリケーン・サンディがニューヨークを襲っていた頃でした。アメリカはとても広いので、風・雨は関係ないのですが、その影響か季節外れの寒波に見舞われました。普通なら22〜25度くらいの気温なのだそうですが、10〜15度くらいで私はマフラーが手放せなかったくらいです。
 アトランタは、「風と共に去りぬ」の町で、コカ・コーラやCNNの本社などがあります。クボタは、ここにトラクタの組み立て工場のKMA、インプル・アタッチなどの製造会社KIEを持っており、この2社を訪問し、見学させていただきました。

KIEの社長さんとの記念写真です。

KMAの社長はじめ幹部の皆さんとの記念写真です。
 私は、KMAを訪問するのはこれで三回目なのですが、訪問するたびにどんどん拡張されて大きくなっているのです。
 クボタの海外部門は、今大変躍進しています。2012・10・25の日経ビジネスの「世界に誇る日本の商品」の10番目にクボタトラクタがとり上げられていましたが、アメリカの総販売台数は今年の目標が9万台と、我が国をはるかに上回っています。シェアも、もちろん日本でも、断トツのトップシェアですが、アメリカでは50馬力以下では我が国よりシェアが高いかもしれない状況です。タイでは、ほぼ独占状態で、クボタといえば、トラクタの代名詞となっています。
 マザー市場である我が国を預かる者として、さらに市場におけるプレゼンスを高めるべく、日々研鑽努力して行かなければならないと強く感じた次第です。
 行程の最後は、シカゴで時間調整して、日本への帰路につきました。最後にシカゴの風景を二つ。

ミシガン湖からシカゴの摩天楼を望んだ一枚です。

有名なシカゴ穀物取引所です。ここの相場が世界の穀物相場をリードしており、農業大国アメリカのまさに象徴的存在です。
 今回も間がとても空いて申し訳ありませんでした。お詫びして、筆をおかせていただきます。

還暦記念同期会

今年の夏は、私にとって大変懐かしく、そして楽しい出来事がありました。われらが新潟高校の第79回生による「還暦記念同期会」が開催されたのです。昭和46年卒業の皆さんが恩師の先生4名を加え、総勢110名の方が全国から集まっていただいたのであります。時は8月11日。場所は、湊新潟の香りあふれる老舗「鍋茶屋」さん。全員で大いに語りかつ飲み、旧交を温めたのであります。私も実行委員会の幹事団として、半年あまり準備を続けてきただけに、感慨無量のものがありました。

今回の実行委員会幹事団全員です。皆さんご苦労様でした。
参加者全員110名は、三班に分かれて記念写真を撮って、鍋茶屋さんの大広間に入場して、会の始まりです。
司会は、神林裕さん。白井行雄実行委員長の開会宣言の後、後藤丹さんの指揮の下、新制新潟高校の校歌を斉唱しました。この後、駆けつけていただいた恩師の方から、丸山康先生、曽我浩先生、渡辺卓爾先生、上杉雅之先生と順にご挨拶をいただきました。生徒のころは、ずいぶんと先輩に見えていたのですが、皆さんその当時はまだ30歳代だったのですね。 いよいよ乾杯です。


音頭をとってくれたのが、今井幹文さんです。どうですか、盛会でしょう。この倍の人がいるのですよ。

古町芸妓連の皆さんによる祝舞です。いわゆる柳都総揚げというものです。踊ってくれたのが、「四季の新潟」、「青すだれ」、「新潟小唄」です。柳都の皆さんにも大いに座を盛り上げていただきました。ありがとうございました。

われわれのテーブルです。4人の先生たちと正副実行委員長の3人です。多くの皆さんのご支援とご協力で、この会も成り立っているのですが、私からは銘酒を多くいただいた、「ココ シャム猫」の笹川ママさんに厚く御礼申し上げます。

われらが3年1組のメンバーと柳都さんたちです。われわれは、見た目は多少の違いはありますが、不思議なことに、皆60歳なのですね。

そして最後は恒例の「丈夫斉唱」です。指揮をとるわれらが自慢の白井実行委員長。思い起こせば、この丈夫を歌いたいばかりに、懸命に勉強したわけであります。
白井さんには心から感謝しています。これだけ盛況だったのも、卒業後40有余年、白井さんが住所録から、近況、メールアドレスなどを丹念に整理し続けていたデータが整っていたからであります。学年全員の同期会は今回が卒業後2回目で、16年ぶりの開催でした。ちょうどオリンピックの年でした。そろそろわれわれも、余裕のできる年代なので、オリンピックの年毎に集まろうか! などと話し合っているところです。何か一区切りついた思いをしています。
私はまだまだ現役が続くと思いますが、健康に気をつけてさらに頑張っていきたいと思います。皆さん宜しくお願いします。

新潟経済同友会「台湾ミッション4日間」

昨年に引き続き新潟経済同友会の海外ミッションに参加してきました。期間は6月6日から9日の4日間で、行き先は台湾です。台湾はご存知のように昨年の東日本大震災において大変多額な義捐金をしていただくなど、とても親日的なお国柄です。

 今回のミッションは、こうした支援に対する御礼と同時に、1.インバウンド、アウトバウンドともに新潟県の観光・交流事業の拡大の可能性 2.台湾企業との協力によるアジア進出の可能性などを探るのが目的です。

 (交流協会台北事務所)
?最初に訪問したのが、交流協会台北事務所。大使館に当たる組織で、佐味副代表や、木部経済部主任から台湾の概況、最近の経済状況などしっかりとブリーフィングを受けて今回のミッションのスタートです。

 (台湾観光協会)
 台湾観光協会では、林清波副会長、王振銘薫事長が出席していただきました。お二人とも完璧に日本語を話せる方で、ほとんど通訳を介さずに意見交換することができました。

日本と台湾の交流状況は、まず「台湾から日本」の動きを見ると、昨年は東日本大震災の影響で、113万6千人と前年比17%減少したが、本年1〜4月度は前年比50%増で推移しているとのこと。
 また、「日本から台湾」は、「ありがとう台湾」ということで年後半に急増し昨年は大幅増加の129万4千人に達したとのこと。さらに本年1〜4月度も、前年比19%増で好調を維持している。

 池田団長(新潟経済同友会代表幹事)から、新潟は「雪と日本酒が有名で、必ず来ていただければ満足していただくことができる」と挨拶をされ、続けて、長谷川副団長(同国際問題委員長)から、「われわれは、新潟の拠点性向上を目的に提言活動をしており、特に食文化、たとえば「朝ごはんプロジェクト」など本物の新潟コシヒカリをぜひ堪能していただきたい」と話をし、それに対し、王さんから台湾の「池上米(コシヒカリ)は負けていない」と応酬があるなど、しばしおコメ談義で盛り上がりました。また、「世界旅行博覧会への参加や、パンフレットの手配など新潟県としての活動を積極化しては」とのアドバイスをいただきました。

お二人で手を振って見送りをしていただきました。

 (台湾理研)
 今回のミッションの目玉である台湾理研さんへの訪問です。台湾進出34年目という海外進出の老舗中の老舗です。社長の田辺様も新潟のご出身で、ハイテク産業などで世界のトップシェアを走っている台湾経済のスピード感やダイナミズムについて講義を受けました。

また、台湾の風土が親日的で教育水準も高く、会社への忠誠心も日本的であるなどの説明を受け、台湾企業の多くがアジアに広くネットワークを持っていることから、「まず台湾に進出して一定の信頼関係を築いてから、たとえば台湾企業と合弁などの形で、中国本土などに進出するのもひとつの方策」というお話に感銘を受けました。われわれ中小企業のアジア進出のひとつの形になるのではないかと思います。

田辺社長を先頭に、工場を見せていただきました。

 (台北国際見本市)
 三日目は、台北貿易センターで開催されている世界でも最大規模のコンピュータ関連の国際見本市「COMMPUTEX」の視察です。

全員で集合写真を撮って、元気一杯視察スタートです。Windows8も出展されているとの話があり、期待していたのですが、何しろ会場がとてつもなく大きく、しかも英語と中国語だけなので、ただでさえコンピュータには明るくないため、まったくわかりませんでした。

こういう、いわゆる「展示会の華」は、すぐわかるのですが。これは、記念です。

 (台北Brandooff)
 最後の視察が、一緒に行かれた「ブックオフ」、「ハードオフ」の山本代表幹事さんの関連会社である「Brand off」さんの台北店さんの視察です。

店内は、ブランド品が所狭しと並んでいます。

日本の金沢本社から、河崎営業本部長さんが駆けつけてきていただき、事業展開などについて説明していただきました。

最後に、山本代表幹事から、いくつかのポイントを説明され、「山本経営哲学」の一端をご教示いただき、私にとってとても勉強になりました。

 (番外編)

 実は、三日目の6月8日が、中山特別顧問さんのお誕生日に当たり、最後の夕食会は、お誕生日パーティです。

本当におめでとうございました !

番外編その?

 「池上米」

台湾観光協会でも、話題となった「池上米」です。
カタカナでコシヒカリと書いてあります。台湾は、香港と並んで日本のコメ輸出のお得様です。もともと日本のコメつくりとは歴史的にも関係が深く、「八田与一さん」のお話は、次の機会に譲るとして、スーパーの店頭価格で220台湾ドル(約600円)でした。
輸送コストなどもう少し合理化がなされれば、ある程度現在の日本の価格水準でも拡大の余地はあると思いました。

 最後に、番外編その?
 台湾で温泉に入るときは、マナーにご注意。
 湯船で、顔を洗ったり、腕などをさすったりするのは論外として、湯船で立って歩き回っても、直ちに厳しい指導が入ります。必ずシャワーで体をよく洗ってから湯船に入る。もちろん水着をつけての上ですが。長く浸かっていると、わざわざ来て、いったん上がって水を飲むように注意されます。
 このおせっかいさは、おそらく一昔前の日本なのでしょう。話しかけてきた方が、昭和12年生まれで、中山さんと意気投合していましたが、なぜ今でも、ここまできちんとされておられるかとの問いに対し、一言、「教育です」と答えられました。台湾理研さんでも、なぜ、企業忠誠心が高いかとの問いに、台湾の方が、同じように「教育」と答えられていました。
 今回のミッションの、もうひとつの成果もここにあるのではないかと、思った次第です。

2012年新潟大学講義

この5月15日。私にとって年に1回の楽しみでもある新潟大学の講座名「地域に生きる思想」の講義をしてきました。確か2005年が初回で、今年で8回目になるかと思います。毎年これに備えて、資料を集めたり、パワーポイントを作成したり、これが結構楽しく、その上若い学生諸君と質疑応答するのも刺激的です。

今回の題は「会社経営にかける私の夢」です。題は毎年トピックにあわせ、少しずつ変わりますが、私が一貫してお話しているのが次の2点です。

1「稲穂の影から世界が見える」
2「若者よ起業せよ」

 稲穂の影から世界が見える、とは、毎日の食卓のちょっとした変化からでも、急速にグローバル化する世界の動きがわかるというものです。
 たとえば、最近大豆の国際価格が上昇して、納豆が高くなっています。こうしたことからでも、中国やインドなど新興国の勃興、ランドラッシュなど農地獲得の国単位の動き、アメリカのバイオエタノール政策の影響、世界を駆け巡る投機マネー、地球温暖化などからくる異常気象の頻発、日本の農政のあり方の諸問題、などなど多くの動きが関連して解き明かされるのです。
 私は、毎回、最近のこうしたトピックを取り上げて、いくつかの解説をしながら、学生諸君の学習に対し刺激を与えることができれば、と思っています。

二番目の、若者よ起業せよ、とはまさにこの字句通りです。私の持論ですが、この世界で価値を創造するのは企業活動においてだけであります。もちろん巨大な行政組織は重要ですが、あくまでも再配分に過ぎません。国を、社会を豊かにする「富」を創造する活動は企業だけであります。
 わが国では、いきなりベンチャー企業を起こすのは風土的に容易ではないのは事実です。民間企業に入り、実務を勉強した上で、新しいビジネスモデルを開発したり、新事業を開拓し、そこから社内ベンチャーや分社という形の起業をすることは十分可能です。

だんだん熱が入り、上着を脱いで話しています。この後の質疑応答がまた、新鮮な感覚で疑問を提起してくれたりして、私の楽しみの一つなのです。今日はこのあたりで終わりとします。

平成24年度新潟クボタ入社式

先のブログと時期が前後しましたが、わが社もこの4月1日に入社式を挙行しました。今年は、新卒19名、中途2名の合計21名の方をお迎えしての入社式となりました。大学院、4年制大学、短大、専門学校、高校とバランスに配慮したほか、このところ障害者雇用にも力を入れており、1名の方を採用することができました。

入社式に臨むと、改めて経営トップとしての責任の重大さを自覚し、身の引き締まる思いになります。縁あってわが社に入ってくれた若い皆さんに、働きがい、生きがいを提供できるだけの会社つくりができるのか、自らに問い直すからです。

新入社員を代表してすばらしい決意表明をしていただきました。

 私の挨拶では、特に挑戦意欲をもち続けてほしいということを強調しました。農業構造の大転換は必至の情勢で、わが社も過去の前例にとらわれていては早晩立ち行かなくなってしまいます。まったく新しい視点で、事業領域を拡大していく必要があります。ともに新しい新潟クボタを創造してゆくのだという気持ちをもってほしいからです。

 誤解を恐れず、やや挑発的な言い方をすれば、「オンリーワン」より「ナンバーワン」、「秩序ある縮小」より「混沌とした拡大」、「きらきらとしたさわやかさ」より「ぎらぎらとした貪欲」を望みたい。最近のわが国の閉塞感を思うとき、かつて持っていて、今失ってるものは、「闘争心」という言葉に代表されるような「あるもの」ではないかと思えるのです。そんな思いを胸に、今年を社員一丸となって前進していきたいと思います。

4月3・4日爆弾低気圧による暴風被害

4月3日から4日にかけて、最大風速33メートルから35メートルの、4月としては観測史上最大を記録した爆弾低気圧による暴風は、県内に大きな傷跡を残しました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 農業施設にも多大な被害を与えています。5日付け新潟日報によると、1,000棟を超える農業用ハウスが被害を受け、調査が進むと被害はさらに拡大する恐れがあるとのこと。さらに6日の報道によると、4,000棟を上回る農業用ハウスの被害状況といわれています。新潟クボタグループの販売店さんや、わが社の営業所にも昨日早朝から問い合わせや各種サービスコール、資材の依頼が相次いでいます。われわれとしてもメーカーさんと協力体制を組み、復旧に全力を挙げたいと思います。早速、新潟市内の農家さんにお見舞いに行ってきました。

新潟市中心部からわずか20分ほど離れた国道116号線の西区にある電柱の被害状況です。すでに新しい電柱が建てられていましたが、その脇で20本の電柱が横倒しになっています。暴風の威力の大きさを伺えさせられます。
 新潟市西区黒崎地内の農家さんに話が聞けました。ご本人の了解を得て、写真を撮影させていただきました。

築10年ちょっとだそうですが、農業用ハウスが大きく破損していました。立て替えるべく資材を発注したそうですが、入荷に一週間程度かかりそうな状況です。来週播種する予定だったそうですが、かなり遅らさざるを得ないと嘆いておられました。


われわれとしても一日でも早い復旧を願い、資材メーカーさんや問屋さんと連絡を取り合い全社を上げて体制を強化しているところです。また、播種・育苗直前の時期でもあり、どうしても間に合わない場合には、「鉄コーティング直播」の切り替えの提案など行っていきたいと思っています。

通りかかった農道の脇で、ひっくり返っていた作業小屋がありました。
 昨年は本当に災害の多い年だったので、今年こそは穏やかな年であってほしいと念じていたのですが、年初より豪雪、そして今回の暴風と早くも大きな被害が出ています。農作業も例年よりかなり遅れそうな情勢です。改めて、「異常気象に負けないコメつくり=深耕15センチ」などソリューション提案を強化していきたいと思います。

今年も間もなく春の農作業が始まります。

今年こそは穏やかな年であってほしいと願っていたのですが、残念ながら記録的な豪雪に見舞われて、平成24年は始まりました。しかし春は着実に訪れます。山間地はまだ雪なお深い状況ですが、蒲原平野は黒々とした大地が顔を出し、今年の春の農作業の始まりを待っているかのようです。
 
 私たちの活動も本格化してきました。例年、年明けから、農舎の中にある農業機械の点検からスタートするのですが、同時に今年の新製品の展示試乗会や、わが社のソリューションテーマである鉄コーティング直播、大豆300A研修会、気象変動に負けない稲つくり(深耕15センチの土つくり)などの研修会や実証実演会を開催しています。今日はそのいくつかをご紹介します。

 まず最初は、年間を通しても最大のイベントである2012年新潟クボタ「春のクボタの日」。1989年(平成元年)から続けており、JAさんや各社さんも同じ時期に展示会を開催することから、「新潟県農業機械の日」といった観さえあるほどに定着してきました。昨年はちょうど東日本大震災の翌日だったことから開催をためらいましたが、農家の皆さんの期待が大きいことから開催に踏み切ったような経緯もありました。

 今年のクボタの日の特徴は、なんと言っても多くのお客様にご来場いただいたことです。豪雪地区の販売店さんをいくつか残していますが、最終的に2万人近くに達するものと思います。これは震災直後の昨年の1万7200人強を上回るのはもちろんですが、過去最高だった一昨年の1万8400人弱をも大きく上回るものです。「日本農業の復興」にかける農家の皆様の今年にかける意気込みの高さを物語るものといえるでしょう。

例年以上に熱心にわれわれの説明に耳を傾けてくれました。

恒例となっているのですが、業界紙の皆様が取材に来てくれます。胎内岩船営業所の所長にインタヴューをしているところです。

われわれだけでなく、時にはお客様にも取材します。東新発田営業所で生産組合の「越後新鮮組」の代表の本間様が来ておられたので、今年の抱負などを取材している風景です。

展示会の中でいろいろな講習会などが行われます。これは、小出営業所の安全講習のところです。なお今年は、二日目がちょうど3月11日でしたので、午後2時46分、お客様にもご協力をいただいて全員で黙祷をいたしました。
 「大豆300A」のスタート。
大豆300A研究会も今年で4年目に入ります。昨年は3年目にして、念願の「300キロAクラス」を達成することができ、本当に喜んでいます。協力いただいた生産組合の皆様、農業改良普及センターなど行政機関の皆様、ありがとうございました。今年はさらに摘心などの倒伏防止技術や、各種機械とのマッチングなど普及段階の実証に取り組んでいきたいと思っています。


2月8日、新潟市のユニゾンプラザで盛大に開催された「新潟クボタ大豆研究会総括大会」です。


今年の更なる安定増収に向け熱心に意見交換が行われました。

 今年のもうひとつの大きなテーマが大豆だけでなく、畑作全般に枠を広げ、機械化体系に取り組むことです。タバコの廃作の後作問題だけでなく、新潟県においても農業所得の向上を目指すには畑作の強化は欠かせません。

 そこで今年初めて取り組んだのが「畑作機械実演試乗会」です。


2月末に予定していたのですが、豪雪のため実際開催したのが3月15日でした。平日にもかかわらず、県内上中下越の各地から138名のお客様に来ていただき関心の高さが伺えました。

プロ農家の方が多いせいか本当に熱心に機械を試乗されていました。

私も今年新発売の家庭用の「バッテリー式」ミニ耕うん機の試乗です。なかなか快調でした。かなり売れる確信しました。

 最後に紹介するのが、こうした一連のイベントのスタートとなった「2012年きらめき試乗会」です。

 今年の特徴はご来場の人数が増えたことですが、その発端がこのきらめき試乗会でした。

初日の出だしから好調で、確かに昨年に比べ天候に恵まれたこともあったのですが、結果として二日間で、ご来場人数3,480人と前年比5割り増しと過去最高となりました。

新発売のゼロキングウェルです。ご家族で試乗され、真剣に検討されていました。

 今年のクボタグループのスローガンは「日本農業の復興」です。そのためにわれわれが果たしうる貢献とは何なのか ! お客様の熱いまなざしに改めて自らに問い直し、社員一丸となってがんばりたいものと思っています。だいぶ長くなりましたが、今日はこの辺で失礼します。最後まで読んでいただきありがとうございました。

平成24年のスタート

早いもので今年もはや2月半ばとなりました。例年にない大雪に見舞われ被害を受けられている皆様には心よりお見舞い申し上げます。学生時代、学期末や入試を控えていることから、一月は行く月、二月は逃げる月、三月は去る月などと先生に発破をかけられていたのを覚えています。
 さて、わが社も24年度の営業活動をスタートいたしました。いくつかご紹介し、ご協力、またはご参加していただいた皆様に御礼申し上げたいと思います。
 まずは1月17,18の両日、京都で開催された第65回クボタディーラーミーティングです。今年も全国クボタグループの販売会社の中で最高の成績を上げた会社に送られる特別優秀賞を受けることができました。ひとえに多くのお客様、お取引の皆様のご支援の賜物であります。改めて厚く御礼申し上げます。

私と錦澤副社長です。あの東日本大震災や夏の集中豪雨の被害のなかでこうした賞をいただくことができたことは誠に感慨無量であります。

私は昨年から全国クボタ農機連合会の会長を拝命しておりまして、今年は全国の販売会社、特約店、販売店を代表して挨拶をさせていただきました。

わが社の多くの販売店の皆様も受賞の栄誉に浴すことができ奥様とともにご登壇いただきました。

優秀セールスやサービスの皆さんもいろいろな賞をいただきました。連合会会長の仕事は挨拶だけでなく各種連合会表彰を執り行うことです。

けっこう登場時間が多いのであります。連合会表彰で全国の優秀セールス、サービスの皆さんに賞状や盾をお渡ししているところです。
最後は、販売店、販売会社を代表して、力強い決意表明で締めくくりました。

わが社の錦澤副社長が参加しています。
今年にかける気迫あふれる気勢であります。
本年もよろしくお願いします。

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