株式会社新潟クボタ社長ブログ

平成25年度新潟クボタ入社式

4月1日。月曜日と重なったこともあり、日本の多くの企業で、入社式が行われたことと思います。わが社も、今年は 26名の新入社員を迎えて入社式を行うことができました。

毎年、思うことですが、こうして期待に胸を膨らませて社会人の第一歩を踏み出そうとしている皆さんに、きちんとした会社のビジョンと戦略を打ち出すことができるのか、と経営トップとして、その責任の重さをあらためて痛感する次第です。

わが社も、新潟県全域をカバーする新生・新潟クボタとなって、今年から「第2次中期三か年計画」に入ります。来年には、創立50周年という節目の年を迎えます。中堅企業を目指して全社一丸となってがんばっているのですが、昨年は、子会社との単純合算で売上高が174億円まで来ることができました。農業市場の構造変化を踏まえ、現在、事業領域の拡大を進めており、何とか今回の三か年計画で、合算売上高を200億円にしたいと考えています。新しい血とこうした若い皆さんの成長をもとに、この夢に向かって前進したいと思います。
ところでふと考えたのですが、新入社員の年齢を見ると、20歳から22歳ぐらいが平均。アベノミクスでデフレ脱却が話題ですが、日本のデフレが1995年頃からといわれており、この世代の人は物心がついてからデフレしか経験していないのですね。
私などは、学生時代が第一次石油危機の狂乱物価。以降、会社に入ってもインフレ、スタグフレーション。サミュエルソンの経済学で、世の中にはインフレとデフレがあると教えられたわけですが、現代日本ではインフレしかないと思い込んでいたわけです。だから、デフレに遭遇したとき、長生きはするもんだと妙に感心したことを思い出します。
バブル崩壊後の長きにわたる閉そく状況は、我が国に多大な損失を与えました。損失の最たるものは、闘争心の喪失にあるのではないかと思います。今、安倍政権は、三本の矢で日本経済の復興に取り組んでいます。株価の上昇で日本人の気分を少し明るくしたのは、幸先良いスタートに見えます。おそらくラストチャンスに近いと思われるので、この勢いを加速させたいものです。
わが社も、農業という限られた産業の、さらに農業機械という限定された事業領域であるわけですが、今唱えられている、「農業を成長分野に」に向かって微力であるけれども貢献したいものと思っています。また、そのことがわが社の発展につながる唯一の道だと思うのです。
さて、話が少し大げさになりましたが、最後に、企業の採用活動の開始時期を巡る話題に一言。新入社員に聞いたりすると、「早く内定を取って安心したい」といいます。本音だろうと思います。しかし、私は、学生の本分は、あくまでも学業にあると思います。3年生の冬、短大に行っては1年の冬から、ではいくらなんでも早すぎると思います。
安倍政権が提案しているように、4年に入った4月解禁は妥当なのではないでしょうか。わが社は、こうした私の独断により、採用決定は7月以降としています。おかげで採用担当には大変な苦労をかけていますが、小さい企業ながら間違った風潮に少しでも抵抗したいと思うのであります。今後の議論の行方に注目したいと思います。

コメント

コメントする




*