株式会社新潟クボタ社長ブログ

平成24年御礼

本年も格別のご愛顧、ご指導を賜り、誠にありがたく、厚く御礼申し上げます。一年を振り返ると、改めて思い出されるのは、異常気象であります。
昨年末から年初にかけての豪雪。タイの大洪水のあおりを受けて除雪機が品薄の中だっただけに、私たちも気象予報を見ながらやきもきしたものです。そして、四月頭の台風。特に育苗ハウスが大きな被害を受け、新潟県内だけで四千棟を超える倒壊がありました。このため春作業が大きく遅れ、今年の稲作の行方に不安が高まりました。

ところが一転、夏場にかけて、猛暑が続いたのです。稲刈りシーズンの9月に入ってから連日最高気温が更新されるなどの状況で、作況指数は104と豊作だったものの、恐れていた高温障害が一部に発生し、一昨年ほどではなかったものの、新潟県内の一等米比率の低下が見られ、新たに反省事項となりました。
私どもも農業機械を通じて農業に携わる者の使命として、「異常気象に負けない土づくり=深耕15センチ確保」を訴えてきました。この2年間の取り組みの結果、「プラウなどをかけて作土の確保に取り組まれた方は、確実に効果が出ている」ことを実感しています。新潟県はじめ行政当局とも緊密に連絡を取りながら、さらに深耕15センチを呼びかけていきたいと思います。
もう一つ、私にとりまして大きな出来事は、念願の新潟米の輸出に着手することができたことです。親会社のクボタが香港に設立した「久保田米業」に、新潟クボタの子会社である新潟農商を通じて、お米を新潟東港から輸出しました。

香港の街並みと、衛生管理に気をつけて建設された久保田米業の精米施設です。
原発事故に伴う世界中からの風評被害の中、決断されたクボタ様の経営トップ、また許可していただいた香港当局、そして何よりも、新潟米の輸出の可能性を信じて協力していただいた農家の皆様、親身になってご指導いただいた行政関係機関の皆様、すべての皆様に本当に感謝しております。まだまだ小さな一歩を踏み出したばかりでありますが、「小さく生んで、大きく育てる」の精神で、前進させていきたいと思っております。皆様のご支援を改めてお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年のご愛顧、ご協力に感謝申し上げますとともに、強い寒波が来ていますが、ご自愛されて、よいお年を迎えられますことをご祈念申し上げ、平成24年の御礼とさせていただきます。本当にありがとうございました。