株式会社新潟クボタ社長ブログ

新潟経済同友会「台湾ミッション4日間」

昨年に引き続き新潟経済同友会の海外ミッションに参加してきました。期間は6月6日から9日の4日間で、行き先は台湾です。台湾はご存知のように昨年の東日本大震災において大変多額な義捐金をしていただくなど、とても親日的なお国柄です。

 今回のミッションは、こうした支援に対する御礼と同時に、1.インバウンド、アウトバウンドともに新潟県の観光・交流事業の拡大の可能性 2.台湾企業との協力によるアジア進出の可能性などを探るのが目的です。

 (交流協会台北事務所)
?最初に訪問したのが、交流協会台北事務所。大使館に当たる組織で、佐味副代表や、木部経済部主任から台湾の概況、最近の経済状況などしっかりとブリーフィングを受けて今回のミッションのスタートです。

 (台湾観光協会)
 台湾観光協会では、林清波副会長、王振銘薫事長が出席していただきました。お二人とも完璧に日本語を話せる方で、ほとんど通訳を介さずに意見交換することができました。

日本と台湾の交流状況は、まず「台湾から日本」の動きを見ると、昨年は東日本大震災の影響で、113万6千人と前年比17%減少したが、本年1〜4月度は前年比50%増で推移しているとのこと。
 また、「日本から台湾」は、「ありがとう台湾」ということで年後半に急増し昨年は大幅増加の129万4千人に達したとのこと。さらに本年1〜4月度も、前年比19%増で好調を維持している。

 池田団長(新潟経済同友会代表幹事)から、新潟は「雪と日本酒が有名で、必ず来ていただければ満足していただくことができる」と挨拶をされ、続けて、長谷川副団長(同国際問題委員長)から、「われわれは、新潟の拠点性向上を目的に提言活動をしており、特に食文化、たとえば「朝ごはんプロジェクト」など本物の新潟コシヒカリをぜひ堪能していただきたい」と話をし、それに対し、王さんから台湾の「池上米(コシヒカリ)は負けていない」と応酬があるなど、しばしおコメ談義で盛り上がりました。また、「世界旅行博覧会への参加や、パンフレットの手配など新潟県としての活動を積極化しては」とのアドバイスをいただきました。

お二人で手を振って見送りをしていただきました。

 (台湾理研)
 今回のミッションの目玉である台湾理研さんへの訪問です。台湾進出34年目という海外進出の老舗中の老舗です。社長の田辺様も新潟のご出身で、ハイテク産業などで世界のトップシェアを走っている台湾経済のスピード感やダイナミズムについて講義を受けました。

また、台湾の風土が親日的で教育水準も高く、会社への忠誠心も日本的であるなどの説明を受け、台湾企業の多くがアジアに広くネットワークを持っていることから、「まず台湾に進出して一定の信頼関係を築いてから、たとえば台湾企業と合弁などの形で、中国本土などに進出するのもひとつの方策」というお話に感銘を受けました。われわれ中小企業のアジア進出のひとつの形になるのではないかと思います。

田辺社長を先頭に、工場を見せていただきました。

 (台北国際見本市)
 三日目は、台北貿易センターで開催されている世界でも最大規模のコンピュータ関連の国際見本市「COMMPUTEX」の視察です。

全員で集合写真を撮って、元気一杯視察スタートです。Windows8も出展されているとの話があり、期待していたのですが、何しろ会場がとてつもなく大きく、しかも英語と中国語だけなので、ただでさえコンピュータには明るくないため、まったくわかりませんでした。

こういう、いわゆる「展示会の華」は、すぐわかるのですが。これは、記念です。

 (台北Brandooff)
 最後の視察が、一緒に行かれた「ブックオフ」、「ハードオフ」の山本代表幹事さんの関連会社である「Brand off」さんの台北店さんの視察です。

店内は、ブランド品が所狭しと並んでいます。

日本の金沢本社から、河崎営業本部長さんが駆けつけてきていただき、事業展開などについて説明していただきました。

最後に、山本代表幹事から、いくつかのポイントを説明され、「山本経営哲学」の一端をご教示いただき、私にとってとても勉強になりました。

 (番外編)

 実は、三日目の6月8日が、中山特別顧問さんのお誕生日に当たり、最後の夕食会は、お誕生日パーティです。

本当におめでとうございました !

番外編その?

 「池上米」

台湾観光協会でも、話題となった「池上米」です。
カタカナでコシヒカリと書いてあります。台湾は、香港と並んで日本のコメ輸出のお得様です。もともと日本のコメつくりとは歴史的にも関係が深く、「八田与一さん」のお話は、次の機会に譲るとして、スーパーの店頭価格で220台湾ドル(約600円)でした。
輸送コストなどもう少し合理化がなされれば、ある程度現在の日本の価格水準でも拡大の余地はあると思いました。

 最後に、番外編その?
 台湾で温泉に入るときは、マナーにご注意。
 湯船で、顔を洗ったり、腕などをさすったりするのは論外として、湯船で立って歩き回っても、直ちに厳しい指導が入ります。必ずシャワーで体をよく洗ってから湯船に入る。もちろん水着をつけての上ですが。長く浸かっていると、わざわざ来て、いったん上がって水を飲むように注意されます。
 このおせっかいさは、おそらく一昔前の日本なのでしょう。話しかけてきた方が、昭和12年生まれで、中山さんと意気投合していましたが、なぜ今でも、ここまできちんとされておられるかとの問いに対し、一言、「教育です」と答えられました。台湾理研さんでも、なぜ、企業忠誠心が高いかとの問いに、台湾の方が、同じように「教育」と答えられていました。
 今回のミッションの、もうひとつの成果もここにあるのではないかと、思った次第です。