株式会社新潟クボタ社長ブログ

節電に思う

東京の大学にいる娘が、3月17日に会社説明会の関係もあり新潟に戻ってきた。夜も遅かったし、親バカの父は新潟駅までお迎えに出た。娘の第一声が、「新潟駅、明るい!!」であった。新潟駅もかなり蛍光灯を抜いていたのだが、聞くと、東京では、銀座、渋谷、新宿などこれが不夜城と呼ばれた繁華街かと思うほど暗く、節電が徹底しているそうだ。
 「お父さん知ってる? “やしま作戦”というんだよ」と娘が解説してくれた。ネット上で広まった運動で、最初はチンプンカンプンだったが、3月19日付けの日経新聞の「コトバの鏡」で、詳しく解説記事がありようやく分かってきた。
 それによると、個人レベルの節電でこの非常時を乗り切ろうという運動のこと。日本中から電力を集めて長距離砲を発射する、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する作戦名から名づけられたと言う。そもそもヤシマ作戦は、平家物語の、長い弓を放った「屋島の戦い」から来ている。またやしまは「八島」につながり、この八島は日本の古い呼び名なので、「日本中の力を集める」というダブルの意味があるという。
 ツイッターとかに門外漢の私だが、こうした合言葉で懸命に節電に協力する若者を知り、今の若者もたいしたものだとあらためて感じ入った次第だ。それに対して、買い急ぎに走り、この新潟でもスーパーなどで棚が空っぽのコーナーもあるようだ。被害のない新潟市では、普通にしていれば、物不足などありえないのにと思う。
 これに対しても、運動があるのだという。前出の「コトバの鏡」によると、「ウエシマ作戦」というのだそうだ。ダチョウ倶楽部の上島竜平のネタ「どうぞどうぞ」にちなみ、買い占め・買い急ぎをやめる運動で、これも静かに広がっている。
 一方、東北関東大震災で被災した東京電力福島第一原子力発電所では、今日も懸命の作業が続いている。東京電力・関係企業の関係者、自衛隊、消防庁など関係者の皆さんの努力に敬意を表するとともに、無事成功するように心から応援したい。世界注視の中、まさに未曾有の災害と日本の叡智と技術力との戦いだと思う。
 私は専門家ではないので、原発のことはこれ以上触れませんが、農業復興については、政府・農水省の対応は、あまりにも遅すぎ、お粗末だと思う。春が来れば、農作業は否応なく始まる。こればかりは夏からというわけにはいかない。しかも日本は年一回しかお米は作付けできないのだ。
 航空写真を見れば、田畑の被害面積は推定できる。回復可能な土地は、塩害の復旧策を示し、必要な資材や機材の確保を急がねばならない。また最低限必要な作付面積を確保するには、被災地以外の県の作付面積を急遽、確保する必要がある。そのための種子、肥料など資材や機材の準備。今からでも遅すぎるぐらいなのに、そうしたことに全く触れない政府やマスコミ報道に、心が暗くなるのは私だけではないと思う。
 今こそ新潟県の農業が頑張るときだ。新潟県は柏崎刈羽原子力発電所、聖籠の大規模火力発電所、JR水力発電所など日本屈指のエネルギー供給県であると同時に、本州最大の食糧供給県である。新潟が頑張れば日本は何とか救われる。わが社も農業機械を中心に、今年の新潟県農業に貢献すべく頑張りたいと思っている。やや専門的になるが、育苗が間に合わない状況になれば、わが社がソリューション活動で提唱してきた「鉄コーティング直播」しか解決策はないのではないか。関係者は相談して頂きたい。我々もできる限りの協力をして、我々ができる「屋島の矢」を放ちたいと思う。

震災お見舞いと展示会御礼

未曾有の被害となりました「東北関東大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また長野・新潟魚沼地区の皆様にもお見舞い申し上げます。
 こうした中、3月12・13日の両日に「2011きらめきクボタの日」を開催いたしました。私もこのような状況で開催すべきか大いに迷いました。しかし、新潟県はこの展示会が春作業のスタートになるということで、多くの皆様が楽しみにしていらっしゃること。そして、わが国は必ずこの災害を乗り越えていかねばならず、ふつうの経済活動が可能な地域はやはり経済社会活動を継続すべきとの思いから、実施に踏み切りました。
二日間で、1万7千名を超えるお客様からご来場いただきました。あらためて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうござました。また全国各地から応援して頂きましたクボタ様はじめ協力メーカーの皆様にも深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
私も二日間各地を駆け回りました。いくつかのスナップ写真を紹介し御礼とさせて頂きます。

強力な弥生寒波の襲来で雪の中でのスタートとなりました。しかし展示会当日は暖かくなり、春の到来を実感しました。この時期大人気のクボタテーラーです。周りの雪が弥生寒波の名残です。

子供さんにも人気のクボタパワクロ。土作りの主役として期待が高まっています。

津川営業所でお客様と談笑する写真です。津川は福島県の県境に位置するだけに、今回に震災でも揺れがひときわ大きかったそうです。

今年のクボタグループのテーマは農作業の安全です。土作り講習会のあと、安全運転の説明をしています。

展示会を回っていますと、古くからのお世話になっているお客様にお会いします。この方は旧・中条でとてもお世話になってきた宮村様です。二人で記念写真でした。今後ともよろしくお願いします。
昨年の新潟県の稲作農業は試練の年でした。今年はしっかりとした土つくりと肥培管理で新潟県らしさを発揮しなければなりません。東北関東大震災でも農業被害が心配されます。その意味でも大農業県新潟の今年の頑張りに期待が高くなるでしょう。新潟クボタは今年も皆様の元氣農業に貢献すべく社員一丸となって頑張りますので、あらためてよろしくお願い申し上げます。「2011きらめきクボタの日」 本当にありがとうございました。